聞こえない妻と「silent」を見る 第一話

僕

聴覚障害がテーマの主軸で、ろう者が出演するドラマということで「silent」が話題だよ！

妻

聴覚障害を扱ったドラマは「しずかちゃんとパパ」以来だね！

Twitterや周りの手話界隈で話題となっているドラマ「silent」

僕も妻も始まるのが楽しみなドラマでした

リアルタイムでは妻と一緒に見ることが難しく、録画して休日にようやく2人で鑑賞できたのでレビューしていきます

第二話の記事はこちら

ドラマ概要

放送局 フジテレビ

放送時間 毎週木曜よる10時

本気で愛した人と、音のない世界で”出会い直す”、切なくも温かいラブストーリー

【脚本】
生方美久（「第33 回フジテレビヤングシナリオ大賞 『踊り場にて』）
【音楽】
得田真裕（『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』、『グッド・ドクター』、『監
察医 朝顔』シリーズ、 『アンナチュラル』、『MIU404』他）
【主題歌】
Official髭男dism 「Subtitle」
【プロデュース】
村瀬 健（『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう 』、『信長協奏曲』、
映画『キャラクター』 、映画『約束のネバーランド 』 他）
【出演】
川口春奈、目黒蓮、篠原涼子、鈴鹿央士、夏帆、風間俊介、桜田ひより、板垣李光人、江副悟史、那須映里、藤間爽子、山崎樹範、井上祐貴、佐藤新、内田慈、石川恋
【演出】
風間太樹　髙野 舞　品田俊介

silent公式HPより引用

ろう者、中途失聴者、手話に関係する注目キャスト、関係者

僕

silentではろう者や中途失聴者等の当事者の方が出演、監修をしているドラマで、そちらも話題となっている要因です

那須映里 手話を第一言語として育ったろう者

夏帆さん演じる奈々のろう学校からの友人役として、那須映里さんが出演
那須さんは、手話を第一言語として育ったろう者です。 留学経験もあり、手話エンターテイナーとしてさまざまな角度から手話を広めています

※公式Twitterから一部抜粋

江副悟史 ろう者劇団代表

風間俊介さん演じる手話教室の春尾正輝
その同僚として江副悟史さんが出演
江副さんは日本ろう者劇団の代表をつとめており、俳優・キャスター・手話狂言など幅広く活躍しています

※公式Twitterから一部抜粋

中島元美 中途失聴のアイドル

手話の監修、指導をしているのはZeroProject所属アイドル中島元美さん
自身が中途失聴のため裏方ながらドラマのサポートをしている

※本人Twitterより

第一話 「本気で愛した彼は音のない世界で生きていた」概要

2022年10月6日初回放送

高校時代に彼の声と紡ぐ言葉に惹かれた青羽紬（川口春奈）は3年の時に佐倉想（目黒蓮）と同じクラスになる。中学からの幼馴染である戸川湊斗（鈴鹿央士）の紹介もあり、二人は音楽という共通の趣味をきっかけに仲良くなり、愛おしいかけがえのない時間を過ごしていた。

大学進学というタイミングで東京と群馬で離れ離れになるも、何も心配することはないと思っていた紬だったが、紬は想から一方的に別れを告げられてしまう。何が理由なのかもわからないまま振られた紬。8年という時が過ぎ、紬は心残りはありながらも、今は大型CDショップで大好きな音楽に囲まれて働きながら、湊斗と幸せな日々を送り、２人の将来を考えるようになっていた。

しかし、そんなある日、駅で想の姿を偶然見かける。思わず声をかける紬だったが、彼にはその声が届いていなかった。なぜなら彼は…

silent公式HPより引用

Twitterでの反響

見逃し配信がフジテレビ史上最速記録(160万再生)を記録し、話題性は十分ですね

今後の展開が楽しみという方や、自身の状況を鑑みながら見ている人が多いようです

僕的 妻的 な見どころ、感想

ここからはネタバレ含むので、ご注意ください

僕的見どころ、感想

僕

青春シーンと中途失聴の手話シーンに注目

主人公とヒロインの馴れ初め回想シーンは青春の盛り合わせのごとくキュンキュンする場面が多いです

こんな青春はホントにあるのでしょうか？！

さて、気になるシーンは中途難聴者となってしまった想くんが発話しないで感情むき出しの手話のみで紬に話すシーン

通常、中途難聴者であれば発音することが可能なので、会話は発話、または手話+発話でコミュニケーションを取る人が多いです

Twitter上でも「中途難聴者なのに発話しないで手話だけで話すのはおかしい」と多くの指摘がありました

僕も「なんで発話しないんだろう？」と思って見ていたのですが、敢えて手話だけで話すことで紬に「僕はあなたと違う世界で生きている」というアピールをしたいのかな？と解釈しています

ただ、想くんが今後も発話しないで手話だけで話すようであれば、この解釈は違うと思います

「中途難聴者も手話だけで会話をする」という認識が広まらないよう、発話しないのであればそれ相応の理由が今後出てくると良いなぁ〜と思います

妻的見どころ、感想

妻

音楽や電話など音に囲まれた生活のギャップに注目

中途難聴になる前の想さんは音楽を聞くのが好きで、その影響もあり主人公（紬さん）も音楽を一緒に聴くようになります。付き合いが始まってからは毎日のように電話もするようになります。

私は電話自体がそもそもできないのですが、友人はメールよりもテレビ電話を好んでいました。
だって好きな人の顔をみれるから、と友人は言っていました。
だから、紬さんが想さんの声を聞くのが好き、毎日電話をしたいという気持ちはなんとなくわかります。

だからこそ中途難聴になってしまった想さんは、紬さんと同じ世界に居られないと思ったのではないのでしょうか。

ただ、声を出さずに手話で表現するのは私も少し違和感がありました。
中途難聴になったとはいえ、話す言葉は身についています。
それなのに声を出さずに手話だけで表現するのは、聴力を失ったことにより自分の声に自信がなくなったからなのでしょうか。
あるいは、中途難聴だからこそ普通に会話できると勘違いされるのを恐れてきっぱり声を出さないようにしたのでしょうか。

私も友人の中には、全く声を出さない人もいれば声を出す人もいます。
声を出さない人は、手話という言葉があるのにわざわざ声を出す必要はないとのことでした。
個々の感じ方や周りの環境によるんだろうなと思います。

そのうち想さんの声を出さなくなった理由が明かされることを期待しています。

見逃し配信はFODかTVerで

僕

見逃した、録画し忘れたという人はFODまたはTVerで見逃し配信を見られます

HPリンクを貼るので、気になる方はご覧ください

TVer公式HP

FOD公式HP

最後に

「silent」第一話の紹介とレビューでした

妻

まだ第一話でどうなっていくのかわからない！

この作品を通して、聾や聴覚障害の理解が広がっていくことを願います