普段のコミュニケーションで、実はすれ違っていることもあるのかなぁ〜と思って読んでみました
ろう者あるあるみたいのも載ってるかな?
このブログは聞こえない妻(リヨン)と聞こえる夫(ナンゴー)が運用しています
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他の書籍紹介はここにまとめています
書籍概要
書籍タイトル
「ろう者のトリセツ 聴者のトリセツ ろう者と聴者の言葉のズレ」
編集・著者
「関西手話カレッジ」
発行所
「星湖舎」
初版発行日
2009年11月15日
本の内容
聴者がよく使う言葉
同じ言葉をろう者が使っても意味やニュアンスが異なる言葉がたくさんあるということを1単語ごとに丁寧に解説されています
例えば、「どちらにしろ」は次のようなズレがあると書かれています
- 聴者 「どっちにしても同じ」というニュアンス
- ろう者 「どっちかにしろ!」と命令されているように感じる
このような表現を49種記載されています
読んでみて
全部で91Pで文字も大きく、イラストもたくさん取り入れられているので読みやすい本でした
ただ、読んでいて僕達としては正直違和感
こんなことで妻とすれ違いが起きたことないけどな〜??
私も聴者の人が読み取るニュアンスでこの言葉を使ってるけどな〜
本の中で妻が共感したのは「友達」のこと
ろう者は「友達」になるのが早い。聴者から見るとそう感じます。
「ろう者のトリセツ 聴者のトリセツ ろう者と聴者の言葉のズレ」より引用
どこのろう学校を出たかという話から始まり、必ずお互いが知っているろう者の話になり意気投合するというのはマイノリティである「ろう文化」の特徴とも言えるでしょう。
手話使ってると、ろう者の人から話しかけらるとき結構あるよ!
ろう学校は日本にそう多くもないですし、「聾」というだけで親近感が湧く
僕も愛知県で同郷の人がいたら嬉しくなるし、それに近い感覚ですね
最後に
僕達夫婦には共感するところが少なかったですが、僕達の周りの環境が本の環境とは違うのかもしれません
初版は今から約10年前ですし、時代が変わった可能性もあります
昔は今より「聾は聾」、「聴者は聴者」と分かれてて別の世界って感じだったけど、最近は同じ情報を見ることも多くなってるし、言葉のニュアンスはどんどん近づいてるのかも?
もしそうだったら、ろう者と聴者の境界線がどんどん曖昧になってるってことだから良いことだね
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