
今回は僕が手話単語がわからなくなった時に利用しているツール紹介です
手話を習得しようと思った時に何から手をつけたでしょうか
手話の本を買う、手話教室や手話サークルを探す?
何から始めても、付きまとうのは「この単語って手話でどうやって表すんだろう?」という疑問だと思います
手話で会話ができるレベルの人でも、初めて出会う単語はどう表現すれば良いのか戸惑うと思います
そんな時に便利なサイト・アプリ・本の紹介です
- わからない手話単語を調べる方法と便利ツール
- ツールを使うのも良いけど、ろう者に聞くことの方が大事
このブログは聞こえない妻(リヨン)と聞こえる夫(ナンゴー)が運用しています
プロフィールとブログコンセプト
https://deafnesslife.com/profile/
ブログにする程でもないようなことを呟いています(ナンゴー)
https://twitter.com/nango_ck
趣味のイラストを載せています(リヨン)
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手話単語を検索する前に大事な心構え
必ずろう者に確認する
この手話表現ってどうやるんだろう?と思った時に、手元のスマートフォンで調べるのは手軽だし便利です
けどスマートフォンで調べる前に、ろう者に「これって手話でどう表現するの?」と尋ねて欲しいのです
または本やスマートフォンで調べた後で、ろう者に確認して欲しい
僕の体験談になりますが、「警備員」という単語を手話辞典で調べて覚えました
その後、覚えた手話でろう者(妻ではない)と会話していたのですが、「それ何?」とろう者から質問
とても恥ずかしく思いましたね
手話は日本全国、なんだったら世界で同じものが使用されていると思う人もいるようですが、言葉の言語と同じように、国ごとに手話は違いますし、日本国内でも地域ごとに違ってきます
手話辞典やネットで調べた手話表現と、あなたが住んでいる地域で使っている手話表現が違うなんてことは結構あることです
手話で会話をする相手は誰ですか?
おそらく、ほとんどの人が自分の地域に住んでいるろう者と会話をするために手話を学んでいると思います
可能な限り、身近なろう者から手話表現を得る努力をして欲しいと思います

友達と手話で話してる時に「そういう風に手話でやるの?!」と驚くこともあるよ
分からない手話単語が出た時の行動(僕の場合)

妻が近くにいるときは、これって手話でどうやるの?と妻に確認する時が多いです
手話サークルの方や、僕の手話の師に確認することもありますが、基本は妻に確認ですね
手話を学ぶきっかけは、妻と話すことが目的だったので
専門的な用語だったりすると妻も分からないことは結構ありまし、適切な表現方法がなかなか浮かばないこともあります
また、手話が分かってもなんでそういう手話なんだろうね?となる時もあります
そんな時にこれから紹介するサイトを利用して、調べたり参考にしたりしています
それでは紹介していきます
手話単語を調べる時に利用するサイト・アプリ
手話CG単語検索サイト(NHK手話CG)

NHKが運営している、手話単語の検索サイトです
【外部リンク】手話CG単語検索サイト
NHKはCGキャラクターに手話単語の動きを登録し、つなぎ合わせることで手話通訳士のCG化をできないか研究開発をしているようです
7,000語以上の手話データベースが単語の意味を正しく伝えているかどうか、さらにその動きが手話として自然かどうかを調査するために作られたサイトが、手話単語検索サイトとして公開されています
登録単語数も多く、動きつきで手話単語を見ることができるので、良く利用しています
ゲームで学べる手話辞典

ソフトバンクが提供している手話アプリです
【外部リンク】ゲームで学べる手話辞典 公式HP

ゲームをしながら手話を学ぶ「遊ぶ」モードと、手話辞典として利用する「学ぶ」モードがあり、CGキャラクターが動きつきで手話を紹介してくれます
登録単語数は3,000以上程度とNHK手話CG単語検索サイトより少ないですが、手話の由来(なぜその手の動き、形となったか)の解説がついているので、覚える際の一助となります
基本無料ですが、単語数を増やそうとすると有料になります
「日常会話単語集」「接客用語集」「専門用語集」の3種あり、それぞれ490円
全部購入しても1,470円なので、個人的には本1冊程度と考えればあまり高いと感じません
詳しくはレビュー記事を書いているのでそちらをご参考にして下さい
手話単語を調べる時に利用する本
わたしたちの手話 学習辞典1、2

全日本ろうあ連盟刊行の手話辞典です
1では約3,500、2では約3,000の単語が登録されています
こちらの辞典の単語の並びは「手の形」の順番になっており、手話を見た後に手の形から手話単語を探すことができるようになっているのが特徴的
もちろん「あいうえお順」の索引も別途ついているので、日本語から手話単語を探すこともできます
全国手話検定試験、手話通訳者全国統一試験、手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)等の資格試験にも対応しているため、資格を目指すのであれば持っておきたい本です


早引き手話ハンドブック 知りたいことがよくわかる

ポケットサイズの手話辞典です
登録単語数は多くないですが、「紙媒体の辞典を持ち歩きたい!」という方には良いサイズだと思います
とりあえずの一冊にちょうど良いかと思い紹介しました
最後に
手話単語を調べる時、勉強したての頃から今でも利用しているものを列挙しました
冒頭で述べたように、ろう者とのコミュニケーションの中で覚えるのが理想ですが、こういったツールも併用しながら手話の技術を磨いていくことはアリだと思います
ろう者の方との交流を大事にしながら、手話の技術が上達すると良いと思います
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