手話技能検定の全体像 〜合格率、試験内容、日程等〜

僕

手話技能検定ってどんな試験?難易度はどれくらい??

手話を勉強していくと資格に興味を持つようになると思います

手話関係の資格は公的、民間がありますが、趣味、興味の延長であれば民間の資格で十分です

民間の資格は「手話技能検定」「手話技能検定」の二つ

本記事では「手話技能検定」について詳細記載していきます

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手話技能検定について

手話技能検定とは

NPO手話技能検定協会が主催する民間による手話の資格です

NPO手話技能検定協会
https://www.shuwaken.org/

資格の目的は「自身の手話能力がどのレベルにあるのかを知るための試験」と定められています

1〜7級の7段階に分かれており、3級までは筆記試験、1、2級は実技試験です

準1級、準2級の廃止について>
2021年まで準1級、準2級がありましたが、2022年試験から廃止されました

受験資格、日程、会場、受験料

初めに、各項目を表でまとめて、それぞれ詳細を記載します

受験資格日程会場受験料(税込)参考リンク
1級2級合格年1回web10,500円リンク
2級3級合格年1回web7,650円リンク
3級特になし年2回会場 or web会場5,800円/web5,000円リンク 会場/web
4級特になし年2回会場 or web会場5,300円/web4,500円リンク 会場/web
5級特になし年2回会場 or web会場4,750円/web4,000円リンク 会場/web
6級特になし年2回会場 or web会場3,700円/web3,000円リンク 会場/web
7級特になし随時自宅1,800円リンク

受験資格

3級までは特別な条件はありませんが、2級は3級合格、1級は2級合格が条件となっています

また、4級以上は小学生4年生程度の日本語能力が必要とされています
※あくまで必要な日本語能力の目安で、小学生4年未満でも受験はできます

日程

1、2級は年1回

3〜6級は年2回

7級は自宅で随時受験できます

会場

1、2級はwebのみ

3〜6級は会場に行くか、web試験のどちらかで受験可能

会場の場合、東京・名古屋・大阪・新潟・広島・福岡で受験できます
※級や試験日で受験できる会場が変わるので、公式HPで確認してください

受験料

1級が一番高くて10,500円、7級が一番安くて1,800円です

会場とwebであれば、webの方が700〜800円安くなります

各級の詳細 求められるレベル、合格率、試験方法

求められるレベル

NPO手話技能検定協会にわかりやすくまとめてあるため、そのまま載せます

画像引用元 NPO手話技能検定協会HP

各級の難易度

合格率のデータですが、公式HPでは2019年の数字しか出ていませんでした

画像引用元 NPO手話技能検定協会HP

3級までは合格率60〜90%で難易度は高くありません

ちゃんと勉強すれば合格するレベルですね

準2級以降は3級合格しないと受験できないからなのか、合格率が一気に下がります

なお、2022年試験から準2級、準1級はなくなり、1級、2級のみとなりました

試験方法
試験方法試験方法
1級実技
(スピーチ)
出題されたテーマについて手話でスピーチをします。
スピーチの時間は1~2分です。
テーマは試験の約1ヶ月前に通知されます。
試験当日にあらかじめ作成した文章など、何かを見ながら表現することはできません。
2級実技
(スピーチ)
出題されたテーマについて手話でスピーチをします。
スピーチの時間は30秒~1分です。
テーマは試験の約1ヶ月前に通知されます。
試験当日にあらかじめ作成した文章など、何かを見ながら表現することはできません。
3〜6級筆記試験
(マークシート)
映像の読み取り試験です。試験は4択で、マークシートを使用します。
①試験が始まると、手話が映像で流れます。映像は続けて2回流れます。
②その手話を読み取り、問題用紙から解答を選びます。
 試験映像はそのまま続いているので、その場でマークシートに記入するより、
問題用紙に○をつけておくといいでしょう。
③50問すべての映像が終了すると、転記時間がありますので問題用紙に○をつけた解答
をマークシートに転記します。
7級筆記試験
(記述式)
紙面の読み取り試験です。
問題用紙に書かれた指文字のイラストを読んで、解答用紙に答えを記入します。
手話技能検定HPより抜粋

1、2級は実技で、スピーチ時間が変わるだけで試験方法自体は変わりません

3〜6級はマークシートによる筆記試験

7級は筆記試験

7級は指文字を読み取り、自宅でいつでも受講可能なので気軽に取得できますね

最後に

手話の資格はあくまで趣味、興味の延長線上であり、仕事(就職や賃金アップ)では役立つ場面は少ないと思います

ですが、自分の手話のレベルを測るには良い資格だと思うので、積極的に挑戦しましょう

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