全国手話検定の全体像 〜合格率、試験内容、日程等〜

僕

手話技能検定ってどんな試験?難易度はどれくらい??

手話を勉強していくと資格に興味を持つようになると思います

手話関係の資格は公的、民間がありますが、趣味、興味の延長であれば民間の資格で十分です

民間の資格は「手話技能検定」「手話技能検定」の二つ

本記事では「手話技能検定」について詳細記載していきます

このブログは聞こえない妻(リヨン)と聞こえる夫(ナンゴー)が運用しています

プロフィールとブログコンセプト
https://deafnesslife.com/profile/

ブログにする程でもないようなことを呟いています(ナンゴー)
https://twitter.com/nango_ck

趣味のイラストを載せています(リヨン)
https://www.instagram.com/1riyonn1/

スポンサーリンク

全国手話検定について

全国手話検定とは

社会福祉法人 全国手話研修センターが主催する民間による手話の資格です

【外部リンク】社会福祉法人 全国手話研修センター
【外部リンク】全国手話検定試験

資格の目的は「ろう者と手話でどの程度コミュニケーションができるのかを評価認定すること」と定められています

準1級を含む1〜5級の6段階に分かれており、3〜5級は実技試験のみ、1、2級は実技試験と筆記試験です

試験内容から分かるとおり、実技に重きを置いていてコミュニケーションをどれだけ取れるかを見ています

受験資格、日程、会場、受験料

各項目を表でまとめて、それぞれ詳細を記載します

受験資格日程会場受験料(税込)
1級特になし年2回会場 or web一般8,800円/小中学生7,700円
準1級特になし年2回会場 or web一般7,700円/小中学生6,600円
2級特になし年2回会場 or web一般6,600円/小中学生5,500円
3級特になし年2回会場 or web一般4,950円/小中学生3,300円
4級特になし年2回会場 or web一般4,400円/小中学生2,750円
5級特になし年2回会場 or web一般3,850円/小中学生2,200円

受験資格

どの級でも受験資格は必要ありません

いきなり1級を受験しても問題ないです

日程

以前は会場での受験のみの開催で年1回だけでしたが、2021年から別日程でweb受験も受けられるようになり、年間で2回の受験ができるようになりました

ただし、会場試験の結果発表は、web試験の申込日が過ぎてからとなるため、年2回受験をするのであれば別々の級を受験した方が良いです

申込期間試験日合否発表
会場試験6〜8月10月12月
web試験10〜12月2月4月

会場

10月の会場試験は全国で実施されますが、全ての会場で全級を実施するわけではありません

会場試験を受験される場合は公式HPから確認しましょう

受験料

1級が一番高くて8,800円、5級が一番安くて3,850円です

会場とwebのどちらも受験料は同じですが、小中学生は1,000円程度安くなります

各級の詳細 求められるレベル、合格率、試験方法

求められるレベル

公式HPから、引用して表を作成しました

単語数学習時間の目安求められるレベル
1級約3,5003年ろう者と積極的に会話をしようとする態度をもち、あらゆる場面での会話を話題にし、よどみなく会話ができる程度
準1級約2,6002年半ろう者と積極的に会話をしようとする態度をもち、社会生活活動の場面を話題に会話ができ、かつ一部専門的な場面での会話ができる程度
2級約2,1002年ろう者と積極的に会話をしようとする態度をもち、社会生活全般を話題に手話で平易な会話ができる程度
3級1,200〜1,4001年半ろう者と積極的に会話をしようとする態度をもち、日常の生活体験や身近な社会生活の体験を話題に手話で会話ができる程度
4級800〜9001年ろう者と会話をしようとする態度をもち、家族との身近な生活や日常生活の体験を話題に手話で会話ができる程度
5級300〜4006ヶ月ろう者との会話に興味をもち、自己紹介を話題に手話で会話ができる程度(挨拶・名前・家族・趣味・誕生日・年齢・仕事・住所)

各級の難易度

合格率のデータ「これで合格!XXXX第XX回全国手話検定試験解説集」に記載されています

2022年10月実施の結果は次のとおりです

受験者数合格者数合格率
1級30725282%
準1級44330669%
2級1,1771,01686%
3級1,8391,69492%
4級2,1372,02595%
5級2,1892,12097%

1球でも約80%の合格率なので、資格試験のレベルとしては優しいと思います

試験方法
試験方法試験方法
1級筆記試験
読み取り試験
手話表現・会話
小論文(600〜800字程度)
マークシート形式(ストーリーの読み取り)
テーマに基づいて手話でスピーチ。面接委員の手話による質問に手話で応答。
準1級筆記試験
読み取り試験
手話表現・会話
穴埋め方式(解答欄から選択)
マークシート形式(基本単語の読み取り・ストーリーの読み取り)
テーマに基づいて手話でスピーチ。面接委員の手話による質問に手話で応答。
2級筆記試験
読み取り試験
手話表現・会話
穴埋め方式(四肢択一方式)
マークシート形式(基本単語の読み取り・ストーリーの読み取り)
テーマに基づいて手話でスピーチ。面接委員の手話による質問に手話で応答。
3〜5級読み取り試験
手話表現・会話
マークシート形式(基本単語の読み取り・短文の読み取り)
テーマに基づいて手話でスピーチ。面接委員の手話による質問に手話で応答。

2級以上から筆記試験が範囲に含まれますが、3級以下は読み取り、スピーチ、応答のみです

最後に

手話の資格はあくまで趣味、興味の延長線上であり、仕事(就職や賃金アップ)では役立つ場面は少ないと思います

ですが、自分の手話のレベルを測るには良い資格だと思うので、積極的に挑戦しましょう

コメント

タイトルとURLをコピーしました