聴覚障害者の人と健聴の人がスムーズに会話できるようにならないだろうか?
そう思うことは多々ありますが、特に感じたのは結婚式の打ち合わせ。
妻との結婚が決まり、結婚式の準備が本格的になった時でした。
結婚式を挙げるにあたって、色々な業者の方と打ち合わせをします。
結婚式のプランナーさんはもちろん、花屋さんに写真屋さん、音声さん、料理人さんetc
当然全員が全員手話を使えるわけではないので、打ち合わせも苦労しました。
プランナーさんも工夫をしてくれて、絵や写真を見せてくながら話したり、筆談用の紙とペンを用意してくれました。
私も手話で補足をしたりします。
それでも戸惑うところは戸惑います。
ノンストレスというわけにもいかないです。
そこで導入したのが文字アプリでした。
このブログは聞こえない妻(リヨン)と聞こえる夫(ナンゴー)が運用しています
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文字起こしアプリTx(テキスター)を試す
アプリは無料で使えて、かつ評価の高いTx(テキスター)を使ってみました。
Ipadにダウンロードして無料でお試し。
まぁまぁ、いい感じに音声を認識して文字を起こしてくれます。
家で試してみた感じは70%くらいは正確に認識してくれる?
まぁ、これだけに頼って全てを文字化してわかるようになるっていうのは難しいけど、概ね会話の内容を把握するのには使えるかな、といった感じでした。
より精度を上げるには?
もう少し精度を上げたいなぁ〜
ということで色々試しました。
マイクを購入
こんなのを千円台で購入。
これを打ち合わせの相手につけて喋ってもらう算段です。
が、あまり精度は上がらずでした。
それでも使っていると、精度が良い場合もあり、おおよその傾向がわかってきました。
ツールよりも話し手や環境が重要
精度が高かった状況をまとめると次の通り
①ゆっくり、はっきり話してくれる
②気持ち、高めの声
③女性より男性の方が精度高め
④周りが静か、雑音が少ない
①は話し手の努力でもある程度精度を上げることができます。
意識的にゆっくり話してくれる人は男性、女性、かかわらず本当に精度が高かったです。
②、③は少し似ています。
女性の方が声が高いですからね。
ハキハキ喋るタイプの女性は本当に精度よく文字起こししてくれたので助かりました。
④は話す場所選びで決まります。
隣のブースで盛り上がって話をしている状況だと、どんなに気をつけて話してもらっても精度は落ちてしまいました。
まとめ
テキスターは打ち合わせ等の1対1での会話では有効に利用できました。
しかしながら、話し手や環境によっては精度がぶれます。
精度を上げるためには話し手の配慮は欠かせません。
話す上で「気遣い」はある程度必要なものですし、どんな道具を使ってもコミュニケーションの基礎は変わらないものなのかもしれません。
また、当然ですが多人数での会話には使用できないのでご注意を。
打ち合わせが多々ある環境下の人は試してみてください
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