出産前から赤ちゃんの泣き声、特に夜泣きにどうやって気づけるようにするか心配でした
出産前から気がかりだったことの第一位が「妻がどうやって赤ちゃんの泣き声に気づけるようにするか」でした
事前に担当助産師さんやX(旧Twitter)で情報収集していましたが、「これだ!」というものがなく、、、
そうこうしている内に僕の育休も終わってしまい、妻の育休が終わるまでは僕が赤ちゃんの声で起きて、妻を起こすという方法で対応することになりました
※妻が育休終わるまでの暫定処置
そんな中、手話サークルに行った際に、ろう者の方が「僕が働いている補聴器屋さんなら相談に乗ってくれるかもしれない」と情報をいただきました
試したところ「こういう商品を探していた!」というものだったので、ここで紹介します
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最終的に辿り着いた製品 REVEX XP60/XP300
結論から言うとREVEX XP60/XP300が理想に近い製品でした
株式会社リーベックスが出している製品です
求めていたもの
赤ちゃんの夜泣き対応で求めていたものは次の3つです
①音に反応して振動で知らせてくれる
赤ちゃんの声だけに反応する製品もありますが、それなりのお値段も高くなります
妻の場合、昼間は補聴器付けていれば赤ちゃんの泣き声には気づけるので、夜寝ている時に気づければOKでした
幸い2人ともいびきをする訳でもないので、夜に大きな音がするのは赤ちゃんの泣き声くらい
「赤ちゃんの音だけに反応する」特殊な機能は不要としました
②泣いている間、ずっと振動し続ける
この条件を満たすのが中々見つかりませんでした
①の条件を満たしていても、「一度反応したら、リセットしないと振動しない」「振動時間が短い」というものが多かったです
「熟睡しているときでも起きるまで振動し続けてくれる」ことが重要でした
③安価であること
①でも書きましたが、専用の機器はそれなりのお値段がして良いものだと10万円くらいします
そういったものは日常生活用具支給制度を使えば補助が出るのですが、あいにく妻は制度対象外
1万円以内を目安に探していました
REVEX XP60/XP300 の製品紹介・特徴
音・衝撃を感知する送信機(XP60)と、感知した音・衝撃を振動・音・光で知らせてくれる受信機(XP300)の組み合わせで使用します
本来はインターフォンの音や窓ガラスが割れる衝撃・音等を離れた場所にいても分かるようにする商品で、どちらかというと防犯対策グッズです
送信機で音を感知したら受信機が振動してくれます
良いのは赤ちゃんが泣き続けている限り、受信機が振動し続けること
これで、夜中に熟睡していても泣き声に気づかない、起きないという可能性がグッと低くなります
そして、こちらは6,000円程度で揃えられコスパも良し
求めていた3つの要素(①音に反応して振動で知らせてくれる②赤ちゃんが泣いている間ずっと振動し続ける③安価であること)を満たしました
ちょっと残念なのは受信機の振動が弱い点
ちゃんと受信機が振動していても中々起きない時もありましたが、受信機を枕の下に設置してだいぶ気づきやすくなりました
使い方
ここではREVEX XP60/XP300の使い方を紹介します
①送信機(XP60)と受信機(XP700)のIDコードを合わせる
送信機、受信機ともに裏側にIDコードを設定するつまみがあるので、同じIDコードにします
初期設定は送信機、受信機ともに「P-16」なので周りに同じ機器を使っている人がいない限り、そのままでも問題ないです
※近くに「P-16」の同機器があると一緒に反応してしまいます
②送信機(XP60)と受信機(XP700)の設置
送信機は赤ちゃんの近くに、受信機は自分が気づく範囲の場所にセットします
送信機は音・振動の感度を設定できるようになっていて、僕たちは「中」にしています
「中」だと赤ちゃんが少しぐずるくらいでは反応せず、大泣きするレベルで反応してくれています
初めは赤ちゃんの横にセンサーを置いてましたが、赤ちゃんが少し動いただけでも反応してしまいました
振動、音のどちらかのみ感知する設定にはできないので、振動を感知しないようにベビーベッドの枠にセンサー部分をセロハンテープで貼り付けています
受信機はいろいろ試しましたが、枕の下が1番気づきやすいです
③送信機、受信機ともにオン
送信機はON/OFFしかありませんが、受信機は「音と振動」「音だけ」「振動だけ」を選べます
僕たちは音は不要なので「振動だけ」に設定しています
他にもある、夜泣き対応方法
夜泣き対応を調べている中で知った、他の方法も紹介します
聴覚障害者専用の機器を使う
割と王道な方法だと思います
有名なのはベルマンのビジットシステムシリーズで、赤ちゃんの泣き声を感知するベビーセンサーと受信機のセットで利用します
専用器具のためか10万円近くの価格になるのがネック
日常生活用具給付制度を利用できればほとんど補助金で購入できますが、妻は制度対象外のため他の方法を探すことにしました
日常生活用具給付制度についてはこちらをご参照に
iPhoneの機能を使う
iPhoneにはデフォルトで赤ちゃんの泣き声に反応する機能がついています
iPhoneユーザーだったので、日常生活用具給付制度を使えないと分かった後に、とりあえず試してみました
しかしながら、精度がいまいち、、、
iPhoneユーザーにとっては追加の費用をかけずに利用できるので、試してみるのは良いと思います
※端末ごとに癖がある可能性も捨てきれず
設定方法はこちらに記載しているのご参考にしてください(記事はインターホンの音に反応する設定ですが、同じやり方で赤ちゃんの声に反応するようにもできます)
ベビーカメラの機能を使う
ベビーカメラの種類によっては、赤ちゃんの泣き声を感知したら専用の受信機(またはスマホ)にプッシュ通知が届く機能があります
しかしながら、プッシュ通知のお知らせだと「ブッ!」と短い振動が1回して終わり、というものが多くてこれでは起きられないと思い見送り
目覚まし時計みたいにオフボタンを押すまで振動し続ける機能があるベビーカメラがあれば購入したかも
昔の王道、紐で繋ぐ
妻の担当の助産師さんが聾学校に問い合わせたところ、聾学校の先生が卒業生にヒアリングしていただいたようです(大変ありがたい!)
その結果多かったのが「赤ちゃんと大人を紐で結んで、赤ちゃんが暴れたら気づく」とのことでした
シンプルで良さそうな気もしましたが、大人の寝相で赤ちゃんが引っ張られることも起こりそうだったので見送り
昔はこのやり方が多かったようですね
最後に 夜泣き対応の方針が確定
中々良い方法が見つからずに僕が妻を起こす方法で来ていましたが、これだと僕が仕事から帰ってくるまで安心して寝ることができませんでした
この製品を使うようになってからは妻だけで寝ることもでき、結果的にはお互いの睡眠時間を多くとれるようになりました
また、今回は手話サークルのろう者の方から紹介をいただいて解決に至りました
手話サークルは手話を学ぶ場だけでなく、良い情報交換の場になる良い例となりました!
今回の記事がご参考になれば幸いです
普段の目覚まし時計は別で用意
今回は赤ちゃん夜泣き対策で紹介しましたが、普段の目覚まし時計は別で用意しています
別の記事にしているので気になる方はご参考に
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