ろう者、聴者夫婦の電話リレーサービス使いどき

僕

聴覚障害者向けの電話サービスがあるから使ってみようよ

妻

あるのは知ってるけど、よく調べてなくって

妻が電話する必要があるときは、基本僕や妻の親が代わりに電話をしているのが現状です

ほとんどの聴覚障害者は電話せざるを得ない時、身近な聴者に頼るかメールやFAXで連絡を取り合っていると思います

ただ、聴者が身近にいない、いたとしても24時間365日すぐに代わりに電話をできる訳ではないので、万全とは言い難い

また、メールやFAXだと対応がどうしても遅いので、急ぎの要件だったら無意味です
※しかも問い合わせメールは大抵わかりにくいところに載っている

日常生活において当たり前に利用されている電話で、行政や企業も電話での問い合わせを前提にサービス提供をしていることが多い状況

聴覚障害者は電話についてもどかしい側面があったと思います

この状況を打破するために聴覚障害者も電話が利用できるようにしたのが「電話リレーサービス」

僕

どんなサービスか、どんな時に使おうか妻と話したのでまとめていきます

この記事でわかること
  • 電話リレーサービスの概要
  • 僕たちが考えている電話リレーサービスの僕たちの使いどき

このブログは聞こえない妻(リヨン)と聞こえる夫(ナンゴー)が運用しています

プロフィールとブログコンセプト
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ブログにする程でもないようなことを呟いています(ナンゴー)
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【参考・公式HP】電話リレーサービスHP

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電話リレーサービスとは?

総務省発信の聴覚・発話等に困難がある人向けの電話サービス

僕

聴覚障害者等が通訳オペレーターを介して電話することができるサービスです

画像引用元:電話リレーサービス

総務省が日本財団電話リレーサービスへ委託して提供しており、2021年7月1日から開始した比較的新しいサービスです

24時間365日、聴者からろう者へ、ろう者から聴者へ、緊急通報機関利用することができ、通訳オペレーターを介して聴者同様に電話サービスを利用することができます

手話か文字チャットで通訳をしてくれますので、手話が得意でない方も文字チャットで利用できます

妻

手話通訳付きのサービスは利用時間が限られているので、24時間365日利用できるのはすごい

サービス概要はyoutube動画がわかりやすいのでご視聴ください

2022年12月時点で利用登録者数は11,275名で、利用対象者への普及具合はまずまず

利用料金

僕

月額料ありプラン、月額料なしプラン の2種類あります

月額料ありプラン
基本料金178.2円/月(税別162円)
固定電話への電話5.5円/分(税別5円)
携帯電話への電話33円/分(税別30円)
緊急通報、フリーダイヤル無料
月額料なしプラン
基本料金なし
固定電話への電話16.5円/分(税別15円)
携帯電話への電話44円/分(税別40円)
緊急通報、フリーダイヤル無料

上記の料金は聴覚障害者の人が発信する場合に、通常のドコモ等のキャリア通話料とは別に発生します

固定電話への電話の場合、12分以上通話すれば月額料金ありのプランの方がお得です

妻

12分なんてすぐなので、定期的に電話を利用する人であれば月額料金ありプランが良いです

支払方法は「クレジットカード」「キャリア決済」「払込票」の3種類から選択できます

ちなみに、、、運営費は電話利用者全員からも徴収されている

携帯利用料金の明細を見てみると「電話リレーサービス料」という項目があると思います

これは電話リレーサービスを運営するための運営費として、全ての電話利用者1番号ごとに徴収されます

妻

いつの間にそんな利用料が!

2021年度は7.7円/年、2022年度は6.6円/年が1番号あたりの負担額となっています

電話リレーサービスの利用方法

登録申し込み方法

僕

アプリ、または郵送で登録の申し込みができます

大体の人がスマートフォンを持っていると思うので、アプリで登録するのがお手軽です

電話リレーサービス
電話リレーサービス
開発元:日本財団電話リレーサービス
無料
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郵送だと必要書類(障害者手帳や運転免許証)のコピーを用意する必要がありますが、アプリからであれば写真で撮影したファイルを送付すれば完了です

申し込みが完了すれば、後日電話リレーサービス用電話番号と仮パスワードが郵送されます

【参考・公式HP】きこえない人等へ 登録方法

郵送された電話リレーサービス用電話番号と仮パスワードをアプリに記入し、パスワードを変更すればとりあえずの設定は完了です

【参考・公式HP】きこえない人等へ 利用方法

僕たちの電話リレーサービス使い方

妻

便利だけど、有料だから基本は夫に電話をお願いしています

緊急時の時に使えるように登録しました

電話リレーサービスの登録はしたものの、我が家ではあまり利用機会はありません

便利ですけど有料ですからね

僕が電話できる状況であれば僕が電話して対応します

今回電話リレーサービスを登録したのは、僕が電話対応ができない状況、または緊急で電話連絡が必要な時に備えるためです

ケガをした時、僕が仕事しているけどすぐに電話しないといけない時etc

僕

現状、電話リレーサービスはある意味保険的な役割ですね

聴覚障害者等の方にとって強い味方になる電話リレーサービス

聴者が身近にいる聴覚障害者は、僕たちのように緊急時以外は電話を聴者へお願いすることで大体のことは対応できると思います

だけど周りにろう者しかいない、ろう者で一人暮らしをしていて頼る人がいないという人もいると思います

そのような人は分かりにくい企業の問い合わせ先を検索し、メールやFAX番号が書いてあるページまでたどり、やっと連絡を入れても返信を待ち続ける ということをやっていた状況

多少お金はかかるものの、数百円で聴者と電話ができるようになったサービスは助かる人が多いにいます

まだまだサービスを知らない人もおり、受け手が「電話リレーサービス?何それ?」となる状況も多いと聞きます

電話リレーサービスが日常で普通に使用できるものになると良いですね

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