自動車保険の聴覚障害者向けサービス〜事故対応や保険料割引〜

僕

聴覚障害者の人が自動車事故を起こした時の事故対応って大変じゃないかな

実は最近自動車事故を起こしてしまって、だいぶワタワタしてました

事故の後は警察呼んだり、保険会社へ連絡を入れたりとやることが色々ありますよね

で、電話をしていてふと「聴覚障害の人は事故対応ってどうしてるんだろう」と思いました

妻に聞いてみると

妻

私が前に事故した時は親に電話してもらってたよ

ということで、やっぱり周りの人に頼るのが普通のようです

でも、時代も変わって聴覚障害者向けに何かサービスが用意されてたりするんじゃないのか、自動車保険にも障害者割引があったりする?と思い、色々調べてみました

この記事でわかること
  • 聴覚障害者向けの自動車保険サービスってどんなのがあるの?
  • 自動車保険を選ぶときに気をつけるポイントは?

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保険会社側で手話通訳/筆談サービスを用意しているところも結構ある

僕

結論を言うと、保険会社側で手話通訳(筆談)サービスを用意しているところが結構あります

画像引用元:SBI損保

保険会社側で手話通訳(筆談)サービスを用意しているところが結構ありました

ホームページから「手話・筆談サービスを利用する」等のボタンが用意されているので、そこから手話筆談専用オペレーターを通じて事故対応を進められます

電話リレーサービスを保険会社で用意しているイメージですね

電話リレーサービスについてはこちらをご参考に
ろう者、聴者夫婦の電話リレーサービス使いどき

また、自社で手話通訳サービスを用意している保険会社は事故時だけでなく、契約時・更新時の質問の時でも利用できるので契約前、契約中でも使い勝手が良いです

手話通訳/筆談サービスを導入している保険会社例

・ソニー損保
・アクサダイレクト
・三井ダイレクト損保
・SBI損保
・損保ジャパン
・セゾン自動車火災保険

利用料が発生しないのは電話リレーサービスにはないメリット

じゃあ、保険会社側で手話通訳サービスを用意していなくても、電話リレーサービスを使えば良いじゃん!と思うかもしれません

ですが、電話リレーサービスは通話料とは別に利用料が発生します

利用料は月額料ありプラン、なしプランで変わりますが月額料ありプランだと5.5円/分(別途178.2円/月)、月額料なしプランだと16.5円/分です

妻

保険会社で手話通訳サービスがあれば、電話リレーサービスの通話料はかからないから、その分お得だね

保険会社の手話通訳/筆談サービスは利用時間に制限があるので注意

ただし、保険会社が提供している手話通訳/筆談サービスは利用時間が決められており、どこの保険会社も9時〜20時なので注意が必要です

なぜどこの保険会社も同じ時間なのかというと、プラスヴォイスという会社が手話通訳/筆談サービスを引き受けているからです

【参考】プラスヴォイスHP

僕

9〜20時以外の時間帯は電話リレーサービスやメール等で連絡を取ることになりますね

いまだにFAXの連絡先しか用意していない保険会社も

聴覚障害者向けの連絡手段として、メールやFAX番号を載せているだけのところもありました

電話リレーサービスを利用した問い合わせを案内し、ある意味潔い対応をする会社もありますが、本当にFAXしか問い合わせ方法がない会社は、いざという時の対応については不安ですね

障害者割引を導入している保険もある

僕

AIG損保に障害者割引を導入した商品がありました

障害者割引のある自動車保険があるのかと思い調べたところ、AIG損保に該当するサービスがありました

【参考】AIG損保 障害者割引

適用条件

・ノンフリート契約であること
・契約する車の用途車種が以下のいずれかであること
  自家用普通乗用車
  自家用小型乗用車
  自家用軽四輪乗用車
  自家用小型貨物車
  自家用軽四輪貨物車
  自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)
  自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
  特種用途自動車(キャンピング車)
・記名被保険者が個人であること
・次のいずれかの方が「障害者」に該当すること
 ①記名被保険者
 ②記名被保険者の配偶者
 ③記名被保険者またはその配偶者の同居の親族

障害者の定義

●身体障害者・・・都道府県知事、指定都市首長または中核市首長から「身体障害者手帳」の交付を受けた方
●知的障害者・・・都道府県知事または指定都市首長から「療育手帳」、「愛の手帳」、「みどりの手帳」などの交付を受けた方
●精神障害者・・・都道府県知事または指定都市首長から「精神障害者保健福祉手帳」の交付を受けた方

妻

契約者の家族の誰か対象者であれば良いから、条件としては緩い印象!

聴覚障害向けのサービスはあまり、、、

割引は効くものの、聴覚障害の方がいざという時に問い合わせする方法はホームページからの問い合わせフォームのみとなり、手話通訳サービスは導入されていませんでした

【参考】AIG損保 耳や言葉の不自由なお客様

また、AIG損保がインターネットで完結するタイプの保険ではないため、見積もりのためには郵送や電話での問い合わせが必要です

聴覚障害の方は、実質的には電話リレーサービスを使って契約の問い合わせや事故時の対応をすることになると思います

僕

割引は魅力的だけど、聴覚障害者向けのサービスはイマイチという印象です

おすすめの自動車保険の選び方

自動車保険選びの時の優先度

絶対押さえておきたい点は「保険会社で手話通訳/筆談サービスが用意されていること」になります

このサービスがあるだけで、聴覚障害者への理解度が高い企業と言えるため、サービスの質も期待できます

ただし、前述している通り24時間365日、手話通訳/筆談サービスを利用できるわけではなく、電話リレーサービスを利用せざるを得ない時間帯はあります

であれば、最初から電話リレーサービスを使うから安さ重視で自動車保険を選ぶよという選択肢もアリだとは思います

僕

オススメは手話通訳サービスが標準で付いている保険会社ですが、価値観は人それぞれなので電話リレーサービスを使用することを前提に安さ重視の選び方も有りですね

バランスの良い保険会社の探し方

では、手話通訳/筆談サービスがあり、安価な保険料の保険会社をどのように検索すれば良いでしょう

普通に実施しようとすると、知っている保険会社を検索し、手話通訳/筆談サービスがあるかを調べ、該当したら見積もり実施、、、

保険料が適正かどうか一社の見積もりでは分からないので、これを複数社実施する、、、

通常であればこのようなやり方になってしまいますが、一社一社条件を揃えて見積もりを取得するのはそれなりに時間もかかります

僕

そこでオススメの選び方は、一括見積もりサービスを利用して安い保険会社順に手話通訳/筆談サービスがあるかを調べるという方法です

\見積もり表示まで最短3分で完了/

一括見積もりサービスは色々ありますが、僕はインズウェブを使用しました

一度に約20社の見積もり比較ができる他、大手SBIホールディングスが運営し、利用者数も多いことから安心してサービスを利用することができました

あと、こういう一括見積もりサービスを利用すると各保険会社からバンバン見積もりが届くイメージでしたが、自分が何を重要視するかを選択し、その意向にあった保険会社3社程度に絞って提案されます

なので、メール通知が鳴り止まないということもなく、ストレスなく利用することができました

保険切替の際には試してみてください

最後に

自動車事故をきっかけに保険のことを色々調べてみて、聴覚障害者向けの保険サービスについて勉強する機会になりました

僕が利用していた保険会社は手話通訳/筆談サービスがなかったので、これを機に保険会社を変更しました

もし、同じようにただ安いだけの保険会社を利用している方がいらっしゃれば、本ページを参考に見直ししてはいかがでしょうか

少しでもお役に立てれば幸いです

コメント

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