夢の国のディズニーランド、ディズニーシー、夫婦で初めて行ってきました
耳が聞こえない妻と一緒に楽しむために、事前に公式HPやインターネットで情報収集してパークイン
結果、聴覚障害者向けに工夫していることや、聴覚障害者だからこそ利用できるサービスが多々あり、それらを活用して存分に楽しみました
聴覚障害の方にはぜひ利用して欲しいサービスがたくさんあるので、参考にしてもらえればと思います
ディズニーは10年ぶりくらいかな?
久しぶりだったけど、楽しかったです!
サービスを活用して、ディズニーを満喫しよう!
※この記事の情報は2022年11月25日時点のものとなるため、情報変更がある際にはお気をつけください
このブログは聞こえない妻(リヨン)と聞こえる夫(ナンゴー)が運用しています
プロフィールとブログコンセプト
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ブログにする程でもないようなことを呟いています(ナンゴー)
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趣味のイラストを載せています(リヨン)
https://www.instagram.com/1riyonn1/
「障がいのある方向け」パスポートチケットでお得に入園
年齢 | 1デーパスポート(通常時) | |
一般の方向け | 障がいのある方向け | |
大人(18歳〜) | ¥7,900 〜 9,400 | ¥6,500 〜 7,400 |
中人(12〜17歳) | ¥6,600 〜 7,800 | ¥5,300 〜 6,200 |
小人(4〜11歳) | ¥4,700 〜 5,600 | ¥3,800 〜 4,400 |
0〜3歳 | 無料 |
聴覚障害に限らず、障害者手帳等の特定の証明書を所持していれば「障がいのある方向け」の1デーパスポートが購入できます
1デーパスポート(通常時)の大人料金で比較すると、一般の方向けより1,400〜2,000円安いです
また、証明書を持っている人1人につき同伴者も「障がいのある方向け」の料金が適応されます
当日、対象の証明書を見せないといけないので忘れずに持参しましょうね
【参考・公式HP】パークチケット
「ディズニーハンディガイド」で音声をテキスト化
「ディズニーハンディガイド」とは?何ができるの?
アトラクション前に、よりその世界観に入り込めるようにキャストさんから説明があったり、アナウンスが流れたりしますよね
それらの音声をテキスト化してくれるのが「ディズニーハンディガイド」です
見た目はこんなもので、首から下げられるように青いリボンもついています
色々ボタンが付いてますが、操作はほとんどする必要がありません
アトラクションに入ったら自動で反応して、勝手にアナウンスをテキスト化してくれてビックリしました!
ディズニーシーの「ニモ&フレンド・シーライダー」で利用した時の様子がこちらです
アトラクション前のアナウンスに、こんなにストーリー性があるなんて知りませんでした!
聴覚障害の方はぜひ利用してみて欲しいです
あるとないとではアトラクションへの入り込み方が違ってきますよ
【参考・公式HP】パークでの負担を軽減するためのサービス
どうやって手に入るの?
ディズニーランドでは「メインストリート・ハウス」
ディズニーシーでは「ゲストリレーション」で入手できます
ディズニーランド「メインストリート・ハウス」
ディズニーシー「メインストリート・ハウス」
両施設ともに、保安検査ゲートを抜けてすぐのところにあり、営業時間は開園する30分前から閉園まで
ちなみに、公式HPでは「9時から開園」と発表されていますが、コロナ禍以降に混雑を緩和するために準備が出来次第開園するのですが、それが慣例になっているようで8時15分にはパークインできます
ディズニー系列のホテル宿泊者は少し早めの8時からパークイン可能
この施設で「ディズニーハンディガイドを利用したいんです」と伝えれば手続きをしてくれます
「ディズニーハンディガイド確認書」に必要事項記入、保証金1,000円を渡せば手続き完了です
【参考・公式HP】「ディズニーハンディガイド」確認書
保証金1,000円はディズニーハンディガイドを返却する時に戻ってきます
確認書の控えは返却時に必要なので無くさないようにしましょう
対象のアトラクションは?
公式の「インフォメーションブック」で対象アトラクションを確認できます
一覧になっていないのが残念ですが、インフォメーションブックに「HC」と記載のあるアトラクションが対象です
お手数ですが、以下のURLからご確認ください
【参考・HP】インフォメーションブック
眺めていると、話す内容がほぼ決まっているアトラクションには対応しているようです
また、次の章で後述しますが、ディズニーランドのスティッチ・エンカウンター、ディズニーシーのタートル・トークはハンディガイドだけでは十分に楽しめません
手話通訳付きで楽しむことをお勧めします
スティッチ・エンカウンター、タートル・トークは手話通訳付きで楽しむ
スティッチ・エンカウンター、タートル・トークはどんなアトラクション?
スティッチ、またはファインディング・ニモに登場する海亀のクラッシュと愉快な話ができるアトラクションです
モニターに映し出されたキャラクターに質問したり、会話したりすることができる人気のアトラクションです
会話はリアルタイムで行われ、ゲストとのやり取りがとてもコミカルで面白い!!
気になる人はyoutubeで、アトラクション名で検索したら様子が見れますよ
※アトラクション中は撮影禁止のはずなのに、結構動画がアップロードされています。ディズニー黙認?
当サイトではグレーなので対象のyoutube動画は貼らないでおきます
「ディズニーハンディガイド」が対応しているのは前説部分のみ
アトラクションが始まる前の、アトラクション説明部分は前述したディズニーハンディガイドで文字化してくれますが、肝心なゲストとの会話は文字化されません
(こう言っていいのかわからないけど)裏でキャラ役をしているキャストさんがゲストの質問に対してアドリブで回答している状況なので、セリフがほぼほぼ決まっている前説部分とは違って文字化が難しいのが現状だと思われます
そこで、聴覚障害者向けにこのアトラクションについては手話通訳付きで楽しむことができます
手話通訳付きの実施日程、時間は決められている
毎回手話通訳付きでアトラクションが実施されているわけではないので、事前に確認しておきましょう
【スティッチ・エンカウンター】
手話通訳実施日:毎週火・木・土曜日(1日2回)
受付終了時間:1回目14:00、2回目15:00
【タートル・トーク】
手話通訳実施日:毎週火・木・土曜日(1日3回)
受付終了時間:1回目10:00、2回目11:00、3回目17:00
手続方法と実際に利用してみた様子
手続方法を実際の様子と合わせて紹介します
僕たちはタートル・トークを利用したので本記事ではスティッチ・エンカウンターに触れませんが、両方とも流れは同じだと思われます
アトラクションの場所で、手話通訳付きでの利用を予約する
タートル・トークの場所まで行き、近くにいるキャストさんに手話通訳付きで見ることを伝えます
「アメリカンウォーターフロント」エリアのS.S.コロンビア号(白い大きな船)が目印です
何時のアトラクションに参加するか決め、後ほどその時間にタートル・トーク前に来ます
何気に嬉しいのが、決めた時間に確実に入場することができるので、実質的にタートル・トークを予約した状態になります
決めた時間までの間、他のアトラクションを楽しんでも問題ありません
待ち時間もなく入れるのは嬉しいですね!
手話通訳キャストさんと合流
決めた時間にアトラクション前に来ると手話通訳キャストさんが案内してくれます
3名の手話通訳キャストさんがついてくれました
この回は僕たちしかいなかったので、3名のキャストさんを独占です
なんて贅沢!!
アトラクションが始まるまで、写真を撮ったり手話で話したりしたのも楽しい時間でした
いよいよアトラクション会場へ!
一般の方が通るルートとは別ルートでアトラクションルームへ案内してもらいます
(コロナ禍で今はないけど)ファストパスとも違う完全な裏ルートで案内され、クラッシュが登場するシアタールームへは手話が見やす席に優先して通してもらえるので、ちょっとしたVIP感を味わえますよ
シアタールーム内ではクラッシュとゲストの会話を手話通訳付きで楽しみましょう!
一般の人が利用できないサービス、手話が使える人はぜひ利用してみてください
運が良ければクラッシュと手話通訳で会話できるかも?
手話通訳キャストさんと話して、印象に残った話
タートル・トークが始まるまで、手話通訳キャストさんと色々話して興味深かかった話を紹介します
手話通訳付きアトラクションの利用人数
どれくらいの人が利用しているのか聞いてみました
思ったよりも利用人数は多くないようで、0人の時もあるようです
逆に、団体さんで来るときもあるようですが
利用者の方に話を聞くと「Twitterでこのサービスを知った!」と言う人が多いらしく、まだまだ知らない人も多いのだと思います
あと、Twitterで「知ってたけど、行った日が手話通訳やってない曜日だった!」と言う方もいました
「利用人数が少ないから手話通訳付きの回数を減らそう」なんてことにならないように、利用できる方はぜひ積極的に利用して欲しいです
逆に利用者数が増えたら「需要があるなら毎日手話通訳付き対応にしよう!」となるかも?
手話ができるキャストさんにはゲストピンに「手話」と記載されている
俗に「手話ピン」と呼ばれているものです
手話ができるキャストさんがそれなりの人数いるようです
見かけたら手話で話したいですね!
レアなゲストピン(手話とは関係ないけど・・・)
写真撮っても良いですか?と尋ねたら、快く承諾してもらえた上に「この人のキャストピンはレアだからぜひ撮ってって!」と追加紹介
「手話ピン」「韓国語ピン」「スピリット・アワードピン」3つの特殊ピンをお持ちでした
韓国語ピンは韓国語が話せる人が付けられるピンだと想像できますが、スピリット・アワードピンとは?
これはキャストさん特典の『スピリット・オブ・東京ディズニーリゾート』の説明から必要です
簡単にいうと、キャストさん同士での匿名でのメッセージ交換をし、お互いの素晴らしい行動、パフォーマンス、姿勢などをたたえ合い、頑張っているキャストさんにメッセージを送り合う活動です
そして、メッセージの内容などから毎年優秀なキャストさんが選出され、その選ばれたキャストさんに与えられるのが「スピリット・アワードピン」
この方は沢山のキャストさんに認められた素晴らしいキャストさんなんですね!
【参考・公式HP】企業風土とES活動
手話ピンの条件、手話キャストさんの人数は秘密
手話ピンの話を聞いて、実際にピンをつけているキャストさんが何人で、どの程度の手話ができる方がつけているのか気になって、ディズニーに問い合わせてみました
残念ながら、条件、人数共に明確な回答は避けられてしまいました
他のブログや記事では手話ピンの条件として「無料の手話講座を受講・修了する」「ディズニー独自の手話試験に合格する」という記載もありましたが、真相はわからないです
ただ、手話通訳キャストさんに「アトラクションの手話通訳は手話検定や手話通訳士等の資格がないとできないんですか?」と尋ねたところ「持っている人もいればない人もいる」というような回答だったので、ディズニー独自の基準がありそうですね
【参考記事】手話の資格全体像 〜公的資格(手話通訳士等)から民間資格(手話検定)まで〜
また、アトラクションの手話通訳は5名で回しているとおっしゃっていたので、少なくとも5名は手話ピンを持っていそうです
5名と言うのも「今日は5名」「いつも5名」のどちらのニュアンスで言っていたのか、ちょっとわかりません、、、
最後に 〜ディズニーのユニバーサルデザインに感謝して楽しもう〜
ろう者でも満喫できる工夫が沢山でした!
聴覚障害の人以外にも、いろんな人が楽しめるように工夫がされているのがディズニーリゾート
ディズニーの公式HPには、目立つように「バリアフリー」の項目がタブにあります
【参考・公式HP】バリアフリー
また、障害のある方や妊婦さんや怪我人等の一時的に身体の機能が低下している方向けに冊子を作っています
【参考・公式HP】東京ディズニーリゾート インフォメーションブック
今回の記事を作成して、ディズニーは本当にどんな人でも楽しめるように、様々な工夫がされているなぁと感激しました
この記事が多くの方のお役に立ち、楽しいディズニータイムを過ごす情報になれば幸いです
また、障害者手帳のメリットを別記事にまとめていますので、よろしければこちらもご参考にしてください
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